魚図鑑
カムルチー(ライギョ)
□説明
「ライギョ」と言えば通常本種の事を指す。アムール川から長江にかけての東アジアが原産地の外来魚で、日本には1923~24年、朝鮮半島経由で入ってきた。 ネズミや水鳥の雛も襲う事もあるので"獰猛な魚"というイメージがあるが、実際は臆病で警戒心が強い。 また、水草を集めて巣を作り、卵や稚魚を親が守る習性を持っている。この為、護岸等で水辺の植物が消えてしまうと急速に数を減らしてしまう。 かつてはポカン釣りでよく釣られていたが、現在ではフロッグなどを使ったルアー釣りで狙う事が多い。ただし、東北や九州などを除くと全国的に減少している。 フライなどにして極めて美味だと言われるが、顎口虫の中間宿主である為、生食は絶対に避ける事。