危険! 牙が鋭い サワラの名がつくが、本家のサワラとは別のカマスサワラ属に属する。しかしサワラと同様に鋭い牙を持っており、この牙でリーダーをスパスパ切ってしまう厄介者でもある。魚食性が非常に強く、鰓耙(サイハ。エラにある、プランクトンをこしとる器官)がまったくない。 沖サワラと呼ばれる事が多いが、その名のとおり外洋の表層～中層を回遊しており、岸から釣れる事はあまりない。日本では釣魚としてそれ程人気があるわけではないが、海外では高く評価されており、文豪ヘミングウェイは「スピードが驚くほど速く、味も最高」と絶賛している。英語ではワフーと呼ばれているが、この名前はハワイでのカマスサワラの呼び名に由来している。 サワラと比べると味は落ちると言われるが、照り焼きや味噌漬け、フライにすると美味しい。