魚図鑑

カガミダイ
画像提供:つりEXPRESS
□説明
マトウダイによく似ているが、茶色っぽい体色をしているマトウダイに対し、本種は「鏡ダイ」の名の通り体が銀色に輝いている事で区別できる(英名も「ミラー・ドーリィ」)。なお、この銀色の皮はサビキ仕掛けの材料として使われている。 また、マトウダイのようなはっきりした黒い眼状斑が体になく、斑紋があっても不明瞭な点で区別できる。ちなみに幼魚の頃は斑紋が比較的はっきりしており多数あるが、成長するにつれて数も減り、目立たなくなる。その他には額がへこんでいる点でも識別が可能である(マトウダイは額がへこんでいない)。 マトウダイに比べるとやや深い場所におり、主に水深200m以深に生息している。また、マトウダイよりも少し大型になり、最大で70cm程になる。ヒラメやアジ、イカ狙いの外道として釣れる事が多い。 食用魚としてはマトウダイに比べて低く評価されがちだが十分に美味な魚で、特に肝が旨い。刺身を肝和えで食べると美味しい。