魚図鑑

オオタナゴ
画像提供:ブラック(株)☆さん
□説明
中国原産の外来魚で、利根川や霞ヶ浦を中心に分布している。「オオタナゴ」の名のとおり、大きいものは20cmくらいになる。 日本には2000年頃に生息が初めて確認されているが、国内に入った経緯は観賞用として輸入されたものが捨てられたか、もしくは淡水真珠用の二枚貝に混じって入ってきたのではないかと言われている。 産卵用の貝を巡って在来のタナゴ類と競合した場合、体が大きい分優勢になる恐れがある為、外来生物法で「要注意外来生物」とされている。実際に霞ヶ浦では急速に数を増やしており、タナゴ釣りをしていても本種ばかりかかるという事も珍しくない。 体は大きいが身が薄く、まずいので食用として利用される事はない。