魚図鑑
オオクチイシナギ(イシナギ)
□説明
危険! 肝臓と卵巣に毒性がある 最大で2m、100kgに達する巨大魚。普段は水深400~600mの深海に潜んでいるが、春から初夏の産卵期には100~200mの浅場にやってくるので、そこをサバやイカを餌にした泳がせ釣りで狙ったりする。 コクチイシナギと区別するために"オオクチ"の名がついているが、普通イシナギといえば本種を指す(コクチイシナギは北アメリカの太平洋岸に分布している魚)。小さい頃は体に白い縦縞が入っているが、大きくなると縞は消えて全身黒褐色になる。 脂がのっている時はとても美味しい魚だが、大型は肝臓に大量のビタミンAを含んでおり、食べると頭痛がしたり髪が抜けたりする恐れがあるので避けた方が良い(食品衛生法で食用禁止となっている)。また、産卵期の卵巣も中毒する可能性があるので、こちらも食べない方がよい。