魚図鑑

ウツボ
画像提供:R-H:ASKAKERUさん
□説明
危険! 牙が鋭い 本州沿岸で見られるウツボ類の中では最もポピュラーな種類。一般にはタコの天敵として有名だが、釣り人にとっては危険な外道としてよく知られている。牙が非常に鋭く、顎の力も強いので、釣り上げた際は噛まれないように注意する事。また、仕掛けにからみついてグチャグチャにしてしまう事も多い。昼は岩礁に潜んでいるが夜になると泳ぎだしてタコやエビ、魚などを襲って食べる。その為、磯の夜釣りではやたらと釣れる事が多く、本命狙いの"税金"呼ばわりされる事もある。 その獰猛そうな面構えからか、食用として一般に流通する事はないが実はかなり美味しい魚であり、房総や紀伊半島では干物、高知ではタタキにして賞味する。他にも唐揚げや蒲焼などで美味しいが、小骨が非常に多いのが難点。 ちなみに古代ローマでは、ウツボ類は人気のある食材だった。