魚図鑑
ウケクチウグイ
□説明
2000年になってはじめて新種として正式に記載されたウグイで(存在自体は古くから知られていた)、秋田や山形、新潟といった日本海に面した地域の大河川にしか分布していない日本固有種。 ウグイ類の中でも特に大型になる種類で、最大で80cmにもなる。ウグイやマルタと違い、海に降る事はないと言われている。 「ウケクチ」の名の通り、下顎が上顎より突出しているのが最大の特徴で、面長な顔をしている。この口の形状から、他のウグイよりも魚食性が強いのではないかと言われている。事実ルアーでよく釣れるが、大きい割に全く引かない。 分布域が限られる上に近年は数を減らしているので、環境省のレッドデータブックに絶滅危惧種として記載されている。 外道として釣れても手荒く扱わず、丁寧にリリースしたい。