魚図鑑

アラ
□説明
引きの強さ、食味の良さで深場での釣りの人気魚だったが、乱獲の為に数が減少した「幻の魚」。1mにもなるような大物は滅多に釣れなくなった。1mを超えるようなサイズは1kg単価が1万円を超えることもある超高級魚。 小さい頃は黒褐色の太い縦帯がくっきり入っているが、大型になるにつれて帯は不明瞭になり、全身暗褐色になる。スズキに似ているので「沖スズキ」という別名があり、実際かつてはスズキ科とされていた。だが、現在ではハタ科に分類されている。 刺身や塩焼きなど、何にしても美味しいが、特に鍋は絶品。ただ、アラ鍋というとクエ(九州方面でアラと呼ばれている)の鍋を指す場合も多いので、混同しないよう注意。