魚図鑑

ミヤベイワナ
画像提供:魚種格闘技戦!
□説明
オショロコマの亜種で北海道の然別湖だけに分布しており、北海道の天然記念物に指定されている。 「ミヤベイワナ」の名は、1938年に当時のサケ科魚類の研究の第一人者であった大島正満博士が、発見者である宮部金吾氏にちなんで命名したものである。 主に湖の動物プランクトンをエサとしているので、普通のオショロコマよりも鰓耙(さいは:エラにあるプランクトンをこしとる櫛状の器官)が長く、また数も多くなっている。 通常のサイズは30cm前後が多いが、60cmを超える大型も釣り上げられている。 現在然別湖では6・7月と9・10月の一時期、一定の人数にのみ「資源調査」という名目で釣りが許されているが、釣法はルアー・フライのみ、釣れたミヤベイワナは全てリリースと、様々なレギュレーションが義務付けられている。