魚図鑑
ホシササノハベラ
画像提供:釣りビジョンスタッフ
□説明
磯周りでごく普通に見られるベラで、「磯ベラ」などと呼ばれている。 かつてはアカササノハベラと共に「ササノハベラ」として1種にまとめられていたが、1997年に分離して別種とされた。本種はアカササノハベラよりも内湾性が強く、過去には「ササノハベラ内湾型」と呼ばれていた。 体側背部に白い斑点があるのが特徴だが、アカササノハベラにも白斑があるものがいるので斑点の有無だけでは区別できない。確実な相違点は目の下の暗色帯で、暗色帯が胸ビレの付け根に達していなければホシササノハベラ、暗色帯がカーブして胸ビレの付け根に達していたらアカササノハベラである。また、日本海にいるササノハベラ類は本種だけである。 一般には外道として扱われるがかなり味の良い魚で、多少水っぽいものの天ぷらや唐揚げ等にして美味しい。