魚図鑑
ブルーギル
画像提供:Fun to Fly Fishing
□説明
北アメリカ原産の外来魚。 ブラックバスと同様、サンフィッシュ科に属する。サイズは10~20cmくらいのものが多いが、最大では30cm程になる。 主に湖沼や流れの緩い河川に生息している。ブルーギルとは「青いエラ」という意味で、エラブタ上部の突起が青黒い事に由来している。 日本に入ってきた経緯は、1960年に当時の皇太子・明仁親王(現在の天皇陛下)がシカゴ市長から寄贈されたものを水産庁の研究所に贈ったものが最初で、1966年に静岡県伊東市の一碧湖に放流された。現在ではほぼ全国に分布している。 植物質のものから小魚まで口に入る物は何でも食べるので、簡単に釣る事ができる。エサ釣りでもルアー釣りでも外道扱いしかされないが、タイのような体形から連想されるとおり、引きは強い。上記のような食性の上に親が卵と稚魚を保護するので、短期間で数を増やす事が可能。その為、日本各地で問題になっている。 味は悪くないが骨が硬いので食用にする事はほとんどない。