魚図鑑

ビワコオオナマズ
□説明
琵琶湖淀川水系だけに見られる固有種。日本のナマズ類では最大で、1mに達するものは珍しくない。 普通のナマズと違って雲状の斑紋がなく、体色も青みのかかった灰色をしているので区別は簡単。 普段は沖合の湖底に生息しているが、梅雨時になると産卵の為に浅場にやってくるので、この時期に宇治川などで本種を狙う人もいる。 専門的に狙う場合はルアーを使う事が多いが、ブルーギルをエサにする事もある。どちらにしろ、分布域が限定される貴重な魚なので、しっかりとしたタックルを使い、丁寧なリリースをする事が望ましい。なお、歯がかなり鋭いので、口の中に指をいれたりしない事。 肉は独特の臭みがあってまずいので、食用にされる事はほとんどない。