魚図鑑

ヒメマス(チップ)
□説明
ベニザケの陸封型で、元々国内では北海道の阿寒湖とチミケップ湖だけに分布していた。現在では移植により支笏湖や十和田湖、中禅寺湖、西湖など各地の湖に生息している。 北海道では「チップ」と呼ばれているが、これはアイヌの言葉「カバチェッポ(薄い魚)」が変化したものである。 他のマス類と比べるとあまり大型にはならず、最大でも50cmくらいにしかならない。主に動物プランクトンを食べるので、ルアーやフライのキャスティングで狙うより、サビキ釣りや紅サシ・イクラを使ったエサ釣り、またはトローリング(ヒメトロ)で釣る事が多い。 サケ科魚類の中でも特に美味な事で知られており、ルイベやムニエル、フライ等で美味しい。ただ、鮮度が落ちやすいのが難点。