魚図鑑
バショウカジキ
画像提供:魚種格闘技戦!
□説明
危険! 長い吻が鋭い 巨大な背ビレが特徴的なカジキで、この背ビレが芭蕉の葉のように見える事から「バショウカジキ」と名付けられた。英語圏では、この背ビレを帆に見立てて「セイルフィッシュ(帆魚)」と呼んでいる。小魚の群れの中に突っ込んでからこの大きな背ビレを広げて魚群を混乱させ、鋭く尖った吻を魚にたたきつけて弱らせ、捕食すると言われている。 カジキ類の中では小型の部類で、最大でも3.4m・100kgほど。また、最も沿岸性が強いカジキなので、稀に岸からでも釣れる事がある。 他の大型カジキはトローリングで狙う事が多いが、本種はルアーやフライのキャスティングで釣る事ができる。釣り場としては、タイやマレーシアが名高い(フロリダやコスタリカで有名なのは、別種のニシバショウカジキ)。 カジキの中で最も美味だとされるマカジキには及ばないが味は良く、夏が旬。刺身やステーキ、ムニエル等で美味しい。