魚図鑑

アナゴ
□説明
一般的には「マアナゴ」を指す事が多いが、アナゴ科には他にもゴテンアナゴやハナアナゴ、クロアナゴ等多くの種類がおり、日本には27種が分布している。 ウナギと違い、ウロコがないのが特徴(ウナギには皮の下に埋もれたウロコがある)で、下顎ではなく上顎が突出している(ウナギは下顎が突出している)。 昼間は主に穴の中に潜み、頭だけ出している事が多いが、この様子から「アナゴ」と呼ばれるようになった。 通常釣りの対象となっているのはマアナゴくらいだったが、1.5mを超える大型種であるクロアナゴはその巨大さゆえに東京湾など一部では"アナコンダ"と呼ばれて近年人気の釣り物になっている。 なお、ヨーロッパにはこのクロアナゴよりはるかに大きくなるヨーロッパアナゴという超巨大アナゴがおり、全長3mになるという。