魚図鑑
ドチザメ
□説明
本州でごく普通に見る事ができるサメの一つで、内湾や磯に生息している。外洋性のサメと違って広く泳ぎ回る事はなく、また環境の変化に強く飼育しやすい為、水族館でよく飼われている。 最大でも1.5m程とサメとしては小型で、性格はおとなしく歯も小さいので人間に対する危険性はない。だが、しつこくちょっかいを出すと噛み付く事はある。 夜行性なので夜、根回りを探っていると外道として釣れる事が多い。 なお名前の「ドチ」とはスッポンの事で、本種の頭がスッポンの頭部を連想させる事からこの名がついた。 食用にする事はあまりないが、身にくせはなく、湯引きや煮付け、ムニエル等で賞味できると言われている。