魚図鑑
タラ
□説明
マダラやスケトウダラ、コマイといったタラ科魚類の総称だが、通常釣りの対象魚で言えばマダラを指す。 タラは洋の東西を問わず有用な食用魚として利用されてきたが、種類が多い事もあってヨーロッパでは特に重要視されてきた。イギリスとアイスランドの間でタラの漁業権を巡って国交断絶寸前の状態(タラ戦争)になった事もある。 冬に多く獲れる事から、漢字で「鱈」と書くが、これは日本で生まれた国字であり、中国ではもともと「大口魚」と書いていた。ただ、現在では中国でも日本生まれの「鱈」を使っていると言う。