魚図鑑

タイワンドジョウ(ライギョ、ライヒー)
□説明
台湾や中国南部、ヴェトナム北部が原産の外来魚。 カルムチーと共に「ライギョ」と呼ばれる事が多いが、「ライヒー」という別名もある(台湾での呼び名に由来)。 日本に入ってきたのは1906年、大阪府堺市に放流されたのが最初だが、カムルチーと比べるとずっと数が少なく、国内での分布域は近畿地方や石垣島に限られている。原産地の台湾でも、乱獲により激減している。 カムルチーによく似ているが、体の斑紋が3列(カムルチーは2列)で、また斑紋の大きさがカムルチーより小さい事で区別できる。また、魚体のサイズもより小型で1mに達する事はなく、大きくても60~70cm前後。 美味だと言われるが、顎口虫の中間宿主である為、生食は絶対に避ける事。