魚図鑑

タイリクバラタナゴ(オカメタナゴ)
画像提供:ミクロ釣行
□説明
東アジア原産の外来魚で、1940年代にソウギョやハクレンの種苗に混じって日本にやってきた。現在ではほぼ日本全土に分布しており、ポピュラーなタナゴの一種となっている。本来、西日本には別亜種であるニッポンバラタナゴが分布していたが、タイリクバラタナゴと容易に交雑してしまうので、純粋なニッポンバラタナゴの遺伝子が消失してしまうと問題視されている。 繁殖時期のオスは非常に美しい体色になるので、観賞魚として人気が高い。「バラタナゴ」の名は、この婚姻色に由来している。 関東ではタナゴ釣りの対象魚として親しまれており、「オカメタナゴ」の名の方が釣り人には通りがよい。食用にする事はあまりないが、雀焼きや佃煮にして食べる事がある。