魚図鑑
タイリクスズキ(ホシスズキ)
画像提供:魚種格闘技戦!
□説明
元々日本には生息していなかった外来種で、養殖の為に国内に持ち込まれたものが逃げ出して定着した。本来の分布域は中国や台湾、朝鮮半島西岸である。 かつてはスズキと同種とされていたが、1995年に別種として新和名が提唱された。 当初は西日本を中心に生息が確認されていたが、現在では東北地方にも進出しているようだ。 かなり大きくなっても黒点が体に残るのが特徴で、ホシスズキと呼ばれる事もある(スズキもセイゴ級には小黒点があるが、大きくなると消える)。ただし、タイリクスズキでも黒点がないものもいるので、黒点の有無だけが確実な相違点とはならない。他の区別点としては、スズキよりも顔が短い事があげられる。 日本のスズキと交雑するのか、また日本で繁殖しているのかは不明だが、スズキと生活圏が重複している為、競合が懸念されている。