魚図鑑

スモールマウスバス(コクチバス)
□説明
ブラックバスの1種で、北アメリカ東部が原産の外来魚。その名の通り、ラージマウスバスに比べて口が小さいのが特徴。かつて芦ノ湖に初めてラージマウスバスが導入された際に、一緒に放流された。しかし、定着しなかった。90年代に入ってから日本各地で確認されるようになったが、これは、芦ノ湖に放流されたものの子孫ではなく、"密放流"されたもの。現在公に釣りが認められているのは長野県と福島県だけである。 生態はラージマウスバスよりもむしろマス類に近いと言われ、捕食形態も待ち伏せ型ではなく群れを作って泳ぎ回ってエサを探す回遊型である。その為か、ラージマウスバスよりも遊泳力が強く、引きが強いと言われる。 よく冷水を好むと言われるが、あくまでもラージマウスバスに比べて低い水温を好むという事であって、サケ科魚類のような冷水魚というわけではない。