魚図鑑

アカメ
□説明
希少性と魚体の巨大さなどから、イトウと並び釣り人の憧れとなっている「幻の巨大魚」。 暗い場所で目に光を当てると、赤く光るところからアカメの名がついた。また高知県では、鱗が大きく蓑をまとっているように見える事から「ミノウオ」とも呼んでいる。 軽トラック大のものがいるとか、2mになると言われたりするが、確実な記録として残っている中で最大のものは四万十川で釣れた137cm・33kgである。幼魚の頃は汽水域のアマモ場にいるが、大きくなると海へ出て行き、海と川を往復する生活を送るようになる。 静岡県や和歌山県、徳島県、大分県などからも記録はあるが、分布の中心は高知県と宮崎県である(ただし宮崎県では条例によりアカメの捕獲は禁止されているので、釣る事はできない)。かつてはバラムンディ(東南アジアやオーストラリア等に分布)と同種とされていたが、1984年に別種となった日本固有種である。 かなり美味しいと言われるが、希少な魚なので釣れた場合はキャッチ&リリースが望ましいだろう。