魚図鑑

サバ
□説明
マサバ、ゴマサバといったサバ属魚類の総称だが、一般に「サバ」と言えばマサバの事を指す事が多い。歯が小さい事から「小歯(サバ)」と呼ばれるようになったと言われている。古くから人々に親しまれてきた魚で、「サバを読む」「サバ折り」「秋サバは嫁に食わすな」など、多くの言葉の語源となっている。だが、近年では高級化が進んでおり、「松輪サバ」「関サバ」といった地域ブランドの高級サバも各地で見られるようになってきている。また、スーパーなどで売っているサバは大西洋産のタイセイヨウマサバ(ノルウェーサバ)である事も多い。 「サバの生き腐れ」という言葉がある通り鮮度が落ちるのが早い為、釣ったらすぐにエラをむしったり首を折る等して、十分に血抜きをするといった処理が必要である。 鮮度の良いサバであれば刺身も美味しいが、サバは寄生虫アニサキスの宿主であるのでこちらも注意が必要。アニサキスは主に内臓に寄生するので、釣ったらすぐに内臓を取り除いた方が良い(放っておくと内臓から筋肉へ移動する)。十分に加熱するか、マイナス20度で24時間以上冷凍すればアニサキスは死滅する。