魚図鑑

ゴマサバ
画像提供:釣りビジョンスタッフ
□説明
名前の通り、腹にゴマのような黒点が多数あるのが特徴。ただ、この黒点は釣ってからしばらく経たないとはっきり出てこない。また、個体によっては黒点が出ないものもいるので、確実に識別するのであれば第一背ビレの棘(きょく)を数えるとよい(ゴマサバは11本以上、マサバは10本以下)。 マサバに比べると体の断面が丸みを帯びているので、「マルサバ」と呼ばれる事もある。マサバよりもやや南方系のサバだと言われていたが、近年はその分布域を北に拡大している。 岸からでは堤防でのサビキ釣りやカゴ釣り、浜からのジギング等で釣れる事が多く、沖釣りではあらゆる仕掛けに食いついてくる。 簡単に、しかも大量に釣れるので「何だ、ゴマサバか」と小馬鹿にする人が多いが、実際はかなり美味しい魚で、刺身や締めサバ、干物、味噌煮等で美味(生食する場合は鮮度やアニサキスに注意する事)。 マサバと比べると脂が少ないが、1年を通して味が落ちる事があまりないので、マサバの味が落ちる夏に珍重される。