日本産タラ科魚類の中では最も小型で、最大でも50cmほど。日本では北海道が分布の中心である。他のタラと違って浅場にも多いので、堤防や砂浜からの投げ釣りでよく釣れる。小さいものはコマイと呼ばれるが、30cmを超える大型はオオマイと呼ばれるようになる。また、北海道では「カンカイ」とも呼ばれている。 漢字では「氷下魚」と書くが、これは厳寒期に氷の下に網を入れて、産卵の為に接岸してきた群れを漁獲した事に由来する。ちなみに体内で体液を凍らせない不凍性たん白質を作る事ができるので、普通の魚なら血液が凍ってしまうような低水温でも問題なく活動できる。 調理法は何といっても干物が有名。マヨネーズや七味唐辛子などをつけて食べると美味しい。干物以外には塩焼きやフライで美味。