※この画像はメスです。 巨大なベラの仲間で、オスは成長すると額にコブのようなでっぱりができ、下顎も厚みが増すのでかなり迫力のある顔になる。口には頑丈な歯を備えており、これでサザエやエビ等をバリバリと噛み砕く。 小さい頃は皆メスだが、大きくなると性転換してオスになる。オスは縄張り意識が非常に強く、テリトリーに侵入してきた他のオスと激しく争う。メスはオスよりもずっと小さくコブもできない為、かつては別種扱いされていた。 ベラの仲間でも特に温帯に適応した種類で、黒潮の影響をあまり受けない日本海や瀬戸内海に多い。 非常に力が強い為、強烈な釣り味が楽しめる。最初のひとのしが特に強力で、丈夫な竿を折られる事もある。食用として珍重される事はあまりないが、寒い時期は刺身や鍋、焼き物等で十分に美味しい。