魚図鑑

クロメジナ(オナガグレ)
画像提供:磯を駆ける
□説明
「クロメジナ」というよりも「尾長」「尾長グレ」といった方が釣り人には通りがよいだろう。日本に分布する3種のメジナ科の中では最大で、日本記録は83.3cm(拓寸=魚拓の寸法)である。 メジナによく似ているが全体的によりほっそりしており、エラ蓋の後縁が黒い、尾ビレの付け根(尾柄)が細い等の点で区別できる。メジナよりも南方系で外洋性が強く、幼魚でも内湾に入る事はほとんどない。 パワーはメジナをずっと上回り、その引きは強烈である。その為、本種の大物は磯の上物師にとって憧れの存在となっている。食味に関してもメジナより評価が高く、磯臭さがほとんどない。刺身や塩焼き、ムニエル等で美味しい。