

関東屈指のデカバスフィールド
茨城県「牛久沼」攻略法!!
今回は関東が誇るメジャーフィールド「牛久沼」の春のシーズナルパターンとボートスタイルでの攻略法をご紹介。実はここ最近の牛久沼では連日のように50UPが釣れているのだ。実際にご指南いただくのは「牛久沼漁業協同組合」の組合長であり、レンタルボート店「たまやボートハウス」の代表・堤隆雄氏。
これ以上ない程フィールドに密着したエキスパートから聞き出した極秘ロコ情報である。
掲載しているルアーやリグの画像は堤氏ご協力の元「たまやボート」の常連さんの現物を撮影し送っていただいた貴重なモノである。以下、Qを編集部員が聞きそれに堤氏が答えてくれたものをまとめた。
■牛久沼の特徴は?
バスフィールドとしての牛久沼は典型的な「フラットランド・ナチュラルレイクのマッディシャロー」タイプ。
水域は本湖と西谷田川・東谷田川・稲荷川の3つの大きな流入河川に区分されるが、アングラーはそれらを総称して「牛久沼」と呼んでいる。
水門付きのアウトレットはあるが天然の沼である。
水深は平均して約1.2m(最大深度は約3m)で、ほぼ全ての水際が“アシ"や“ガマ"などの水生植物に覆われており、張り出したベジテーション群が明確な岬とワンドを形成する懐の深い自然豊かなフィールドである。
また基本的にアングラーのエンジン船使用は禁止(エレキのみ使用可)。
■現在バスはどんな状況?
※5/5現在。
「水温22度/最高気温29度」。
メインで狙う魚は完全にプリスポーンの状態であると予想される。
もちろん個体差があるので一概には言えないが、あと4,5日もすればスポーニングしネストを守る個体が相当多くなると予測される(12日が大潮)。
しかし今年は4月の天候が安定せずに水温が低かったため、昨年より約3週間バスの動きが遅いので中々例年通りに行かないのではないかと考えている。※画像は取材日の釣果である。
■現在の有力ポイントはどんな所?
東谷田川に限って言えば、魚が濃いいエリアは中流域(『たまや』から上流)だと思われる。
そのエリアの中でも、周辺より少し水深がありハードボトムのスポットに岬状に張り出したベジテーションの最先端部にパラアシ(パラガマ)が絡めばそこが一級ポイントだ。
具体的には『たまや』側(東岸)の目の前のパラガマ群がここのところ良い。
もちろん条件の一致する同じような景色全てがポイントになる。
■どんなリグで狙うのが有効か?
やはり魚がナーバスになっている分スローに誘いたい。
ここのところ結果が出ているのはホッグ系やクロー系のライトテキサスリグ(シンカー3.5g)や高比重ワームのノーシンカーリグだ。
しかしながら当然パラアシと言えどカバーへアプローチするので必ずヘビータックルを使用して欲しい。
最低でもロッドはMH(ミディアムヘビー)クラス以上。ラインはフロロ14lb以上をすすめたい。水中では意外にアシやガマの根っこがしっかりしているので、柔なタックルではせっかくかけた魚が獲れない可能性が高いからだ。
■最大のキーワードは?
とにかくボートポジションが一番大事。
先に書いた通り今はアシやガマで形成される岬の最先端部のパラアシ(パラガマ)を狙うのが最有力なので、意識して沖目からアプローチを行う。
極端な話普段カバー打ちをする場合のボートポジションが現状の狙うべきスポットになるということだ。
またポイント周辺ではエレキを極力踏まないようにする。 これは元々神経質な状況の魚にこれ以上余計なプレッシャーを与えないためである。
風向き、ボートの進入角度、エレキの惰性などを考慮し警戒心を与えないベストなアプローチでルアーをプレゼンテーションしてやることを最優先に考え実行しよう。 そして最後に無風から一転風が吹き始めたり雨が降ってくるなどの自然状況の変化は大チャンス。 これらがきっかけとなり急に魚の活性が上がり口を使うようになる場合も多いのだ。
またポイント周辺ではエレキを極力踏まないようにする。 これは元々神経質な状況の魚にこれ以上余計なプレッシャーを与えないためである。
風向き、ボートの進入角度、エレキの惰性などを考慮し警戒心を与えないベストなアプローチでルアーをプレゼンテーションしてやることを最優先に考え実行しよう。 そして最後に無風から一転風が吹き始めたり雨が降ってくるなどの自然状況の変化は大チャンス。 これらがきっかけとなり急に魚の活性が上がり口を使うようになる場合も多いのだ。
ちなみに今シーズン『たまやボート』の最大サイズは取材の前日5/4(火)に釣れた55cm(2660g)だ。
■取材協力先情報